伊勢うどんの作り方

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旅先で食べたあの伊勢うどんが無性に食べたくなることはありませんか？しかし、「伊勢うどん」はスーパーやコンビニでは手に入らないことも多いものです。そこでこの記事では、市販されている普通のうどん玉で伊勢うどんを再現する作り方を紹介します。タレの作り方も紹介するので、「思い出のあの味を作ってみたい」「伊勢うどんを食べてみたい」という方はぜひ試してみてください。

伊勢うどんとは？

伊勢うどんとは、三重県伊勢市を中心に食べられるうどんのことです。通常のうどんの2〜3倍近い太さがある、もっちりとした不思議な食感の麺を使用しています。また、一般的にうどんはめんつゆ（うどんつゆ）で食べられることが多いですが、伊勢うどんは濃い色をしたタレで食べられることが多いのも特徴です。古くから伊勢の人々や、お伊勢参りに訪れた人に親しまれ、今でも伊勢神宮へ来た観光客が食べる鉄板の名物料理となっています。

伊勢うどんの麺を再現する作り方

伊勢うどんは、一部のスーパーやネットでは専用の茹でうどんとタレが販売されています。しかし、ふと思いついて今すぐ食べたいという時、近くのスーパーにはなかなか売っておらず、ネットだと時間がかかるということも。そんな時に試したい、市販のうどん玉を使った再現方法を紹介します。

茹でうどんの場合

大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸騰させ、その鍋へ茹でうどんを入れます。冷凍うどんの場合は冷凍のまま入れてください。無理にほぐさず、ある程度自然にほぐれて来てから麺同士がくっつかないように優しく箸でほぐすのがポイント。そのまま30〜40分ほど茹で続けます。鍋のお湯の表面にうどんの成分のような白いぬめりを感じられ、麺の表面が透き通ってツヤのある状態になったら完成です。冷水で締めず、ザルで軽くお湯を切ったら器にのせましょう。

乾麺うどんの場合

乾麺の場合も、同じく大きめの鍋にたっぷりのお湯をしっかり沸騰させて麺を入れます。乾麺の場合は茹で時間が長くかかるので、50分以上茹でる必要があるでしょう。麺の表面が透き通ってツヤのある状態になったら完成。茹でうどんの場合と同じく、冷水で締める必要はありません。そのままお湯を切って完成です。

伊勢うどんのタレを再現する作り方

伊勢うどんのタレは、たまり醤油をベースとした、色が濃く甘辛いタレが基本です。かけうどんのようにたっぷりのつゆではなく、少なめのタレを絡めて食べるのも特徴。お店によって、独自のタレが作られています。そんな伊勢うどんのタレは、たまり醤油がなくても普通の濃口醤油でも代用可能なんです。簡単に作れるので、試してみてください。

 

＜材料（2人分）＞

• 醤油：大さじ3
• みりん：大さじ3
• 砂糖：大さじ2分の1
• 昆布だし汁：大さじ2

 

＜作り方＞
醤油、みりん、砂糖を鍋に入れ、火にかけてみりんのアルコールを飛ばします。ひと煮立ちしたら火を止め、昆布だし汁を入れて再度沸騰させたら完成です。たまり醤油や刺身醤油を使うとより本格的に仕上がります。

伊勢うどんに合うトッピングは？

伊勢うどんのトッピングはシンプルで、​​刻みネギのみ、または、そこに一味唐辛子を加えるのが基本です。しかし、お店によってはかつお節や卵、かまぼこ、伊勢めひび（乾燥めかぶ）、天ぷらがトッピングされていることも。また、カレーうどんにしたり、チャーシューを乗せたりするお店もあります。基本的にはうどんと同じようなトッピングを中心に、アレンジ自在です。

伊勢うどんはなぜコシがないの？

「日本一コシのないうどん」などと言われることもある伊勢うどん。上記では、茹でうどんは30〜40分、乾麺うどんは50分以上茹でて再現すると紹介しましたが、実際にお店でも45〜60分間茹で続けることで太くコシのない麺が作られています。茹でるのが大変なので、「伊勢うどん」として販売されている市販のうどん玉は、ほとんどがすでに茹でた状態です。特殊な食材が使われている訳ではないものの、長時間茹でてもモチモチと仕上がる「あやひかり」という小麦粉が伊勢うどんの奨励品種になっています。

自宅で伊勢うどん作りに挑戦しよう

伊勢うどんの作り方を紹介しました。長時間ゆで続けるのは少し大変ですが、時間さえあれば簡単に再現できます。また、自分で打ったうどんを使って、一から手作りの伊勢うどんを作ってみるのも楽しいのではないでしょうか？

 

当店のうどんは伊勢うどんではありませんが、国産小麦100％のこだわりの素材と独自の製法で、モチモチしながらも絶妙なコシのある美味しいうどんを提供しています。通販も行っているので、ぜひ一度ご賞味ください。