盆梅展は梅の盆栽を楽しめるイベント

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長浜市では冬の寒い時期に行われる伝統的なイベントがあります。それが「盆梅展」で、歴史的にも日本一と呼ばれる梅盆栽のイベントです。梅の木と言えば家の庭に植えられている印象が強いのですが、盆梅展の梅は鉢植えに植えられた梅の木を指します。この記事では盆栽好きな方もそうではない方も楽しめる盆梅展の魅力について解説します。

期間は１月上旬から３月までの約２ヵ月間

盆梅展は年中行われている訳ではありません。期間は１月の上旬から３月までの２ヵ月間で、始まりと終わりの時期はその年によって違います。そのため、訪れる際は「イベントが開催されているか」確認をしてから向かうようにしましょう。２～３月は梅の開花時期でもあるので混雑しやすいです。また、この開花の時期に合わせて、土日には夜間のライトアップが行われるので、特に土日は人が多いと思った方が良いでしょう。

始まりは昭和２７年（１９５２年）

盆梅展の始まりは、５０年以上も前の１９５２年からです。当時の盆梅作りの名人である「高山七蔵」が、４０鉢の盆梅を長浜市に寄付したことから始まります。当時は第二次世界大戦の後ということもあり、世の中全体が暗く落ち込んだ状態でした。それを感じた高山七蔵が「盆梅を見て多くの人に喜んでもらいたい」と願いを込めて寄付し、慶雲館にて展示された事をきっかけに、今でも受け継がれる有名な盆梅展に発展していきました。

日本一の盆梅展と呼ばれている

歴史的に古く、長い間愛され続けている盆梅展ですが、歴史だけでなく規模としても日本一を誇っています。展示される盆梅は数多くある中から厳選された約９０鉢あり、どこに行っても美しい盆梅を楽しめます。小ぶりなものから高さ３メートルあるものまで展示されているのも魅力的です。

入場料はいくら？

気になる入場料ですが、大人が８００円、小中学生は４００円となっています。２０名以上の団体であれば、２０％の割引があるのでお得ですね。また、開館時間は９時から１７時までですが、夜間のライトアップ時期は２０時まで楽しむことができます。

会場の名前は伊藤博文が名付けた？！

長浜盆梅展が行われる慶雲館の名付け親は、当時の総理大臣でもあった伊藤博文です。元々は明治天皇皇后の迎賓館として、実業家の浅見又蔵が私財を費やして建てたのが原点です。当時は、天皇皇后が立ち寄られるとの一報から着工が始まったため、とても慌ただしく建築されました。１９３５年には国の史跡指定となり、翌年には長浜市に寄付されるなど、名実ともに歴史と威厳のある建物になっています。

庭園は国の名勝に指定されている

慶雲館に広がる庭園は、まさに日本庭園と呼べる素晴らしい景観です。２００６年には国の名勝に指定され、多くの方が訪れており、正式名称は「池泉回遊式庭園」と言います。美しい盆梅を見ながら眺める名勝の庭園は圧巻ですよ。

盆梅展のフォトコンテストがある

美しい盆梅展を見ていると、つい写真を撮りたくなるでしょう。素敵な写真を撮れたら、フォトコンテストに応募して、自身も盆梅展を盛り上げる１スタッフとして参加できます。コンテスト部門は、「プリント」「デジタル」「インスタグラム」とあり、自分が応募しやすい方法で参加しましょう。また、盆梅展のあとに「長浜盆梅展フォトコンテスト作品展」が開かれるので、自分の撮った写真を多くの人に見てもらうことができます。

イベント時期に長浜市に行くなら盆梅展は立ち寄るべき！

盆梅展が開催されるのは１月から３月なので、この時期に長浜市に行くのであればぜひ立ち寄って頂きたいです。盆梅に詳しくなくても十分に楽しめますよ。また、近くには当店、「うどん馳走　山石土平」があり、美味しいうどんが食べられます。近くまでいらした際は、ぜひお立ち寄り下さい。