米油のカロリーや特徴について

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揚げ物がカラっと軽く仕上がる、ということで最近人気が高まっている米油ですが、米油のカロリーや、特徴について皆さんはどれくらい知っていますか？健康的な食事を意識し始めると、やはり油の摂取を制限しがちですよね。しかし、米油は私達の健康状態を向上させる栄養素が豊富で、人の体内では合成できない必須脂肪酸も多く含んでいます。健康的な食生活を送りたいのであれば、必要最低限の栄養を摂取できるように米油をはじめ、様々な油脂とカロリーを計算しながら付き合っていくことが大切です。今回は米油のカロリーや特徴について、詳しく解説していきます。

米油のカロリーは？

米油のカロリーは100g当たり920.9kcalです。サラダ油やオリーブオイル、ゴマ油など、植物油は全体的にカロリーが高く、100g当たり約850~900kcal位が平均値です。同じ植物油の中でも米油は特にカロリーが高い、ということになります。また、他の食材と比べてみても牛のサーロインが100g当たり約300kcal、豚の脂身付きバラ肉が100g当たり約390kcalですから、米油の100g当たりのカロリーが他の食材と比較してもかなり高いことがわかります。

他の植物油のカロリーは？

米油以外の、植物油のカロリーは果たしてどれくらいあるのでしょうか？代表的な植物油であるサラダ油、ゴマ油、オリーブオイル、それぞれのカロリー数値を一緒に見ていきましょう。

サラダ油

サラダ油のカロリーは100g当たり886kcalです。炒め物や揚げ物、ドレッシングなど、様々な料理で用いられているサラダ油のカロリーは、比較的高めです。

ゴマ油

ゴマ油のカロリーは100g当たり890kcalです。中華料理や和食などで幅広く利用されるゴマ油も他の植物油と同じく、カロリーは比較的高めです。

オリーブオイル

パンやスープにそのままかけたり、生野菜にドレッシング代わりに使われたりと、比較的そのまま食されることが多いオリーブオイルのカロリーは100g当たり894kcalと、やはり高めです。

動物性油脂やバターのカロリーは？

背油や牛脂など、動物性油脂のカロリーは、植物油とほぼ同じです。背油が100g当たり885kcal、牛脂が100g当たり869calになります。また、バターのカロリーは100g当たり700cal、マーガリンのカロリーは100g当たり715calと、植物油に比べて比較的低めです。これはバターやマーガリンに水分が含まれていることが原因であると考えられます。

米油の特徴について

植物油の中でも比較的カロリーが高めである米油ですが、酸化しにくく、栄養が豊富であるという特徴があります。酸化しにくいという特性を活かして揚げ物に利用することで、食材をカラッと美味しく仕上げることが可能です。また、米油に多く含まれるガンマオリザノールはコレステロール値を下げ、血行を促進し、自律神経を整え、更年期障害を改善する働きが期待できます。その他にも米油には抗酸化作用が特に強いトコトリエノールや、便秘を改善するといわれているオレイン酸など、多くの栄養素が含まれています。

米油と上手く付き合うために

米油は確かにカロリーが高めですが、栄養価が高く、酸化しにくい特徴を持ち、カラッと仕上げたい天ぷらやフライなどを調理する時にはうってつけの調理用油です。健康を意識しすぎて敬遠するのではなく、適量を意識して上手く利用することをおすすめします。
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